白い封筒に詰まった愛のうた。


便りが届いたよ。
伝えたい言葉を一生懸命巡らせて
少し忘れがちな記憶を辿って
悲しまないように
笑顔になれるように
ひとつひとつの文字に愛をこめて
大きな字でゆっくりと
綴った言葉届いたよ。


ごめんねの多かったあの日と違って
ありがとうの多かった今日があって


きっと緩やかに
短くなる同じ時の流れを
少し忘れられるような


心がじんわりピンク色に滲むような
あなたの想いが届いたよ。


神様がいるならば
お願いだから
私に愛を返す時間をください。


遠くで光る星よりも
近くで笑うあなたの顔が見ていたいのです。


星になった愛する人達が見守っているならば
お願いだから
私に愛を返す時間をください。


遠くで手を繋いで共に見守られるよりも
近くで少し小さくなったあなたの身体を
抱きしめていたいのです。


温かい気持ちになる度に
どうしてだろう?
怖くて不安でたまらない。


来るべき時がどうか遠い未来でありますように。