さよなら写真。

ある本を読んで。



去年末にやった舞台の写真を
頂いたので少しだけアップしまぁすね(*´∀`)


菖蒲(あたしの役名)の見せ場のシーン☆



※そこまでの菖蒲に関わってくる話のあらすじ↓↓


菖蒲は親友の美里と共に黙って行方をくらました
美里の恋人である川口を見つけだし、
仲を取り戻すために
川口の乗った成田行きのバスに忍び込んだ。
川口は上司らしい蕨という男と一緒だ。
なにやら仕事だけの関係にも見えないような姿に
たまらなくなった美里は怒って飛び出すが
なんとこの男も川口の恋人だと言いはじめる。
お互いに譲らず川口を挟み喧嘩を始めるが
実は川口は革命思想の活動家でテロを起こし、
どちらからもお金を騙し取り、
国外へ逃亡するつもりだった。
それを知った美里と蕨は怒り悲しむ。
蕨が隙をついて川口に銃口を向けたとき
菖蒲がとっさに川口をかばう。



どういうことか分からず
『どうして?』と聞く美里に対して
今まで隠していた気持ちを打ち明ける。



川口を好きになってしまったこと。
でも川口は美里の恋人だった。
それでも美里のことが大好きだったから
本当に大事だったからずっと言い出せなかった。
だけどどこかで2人を心から祝福出来ない自分がいた。
そんな気持ちが生まれてしまった自分が許せずに、
美里が川口と関係を取り戻し、
一緒に成田を出発したのを見送ったら
その時、頼んでいた殺し屋の手によって
死ぬつもりでいたこと。



精一杯の想いを
少ない言葉ではあるが
精一杯伝えた菖蒲だったが
美里は逆上し、菖蒲に
『恩知らずの大嘘つき!』
『醜いのはあんた自身だ!』
と罵倒をあびせる。
言葉の出ない菖蒲。


そして美里が銃口を向けながら菖蒲に尋ねる。
『死にたければあたしが殺してあげる。』
『好きな男の前であんた死ねるの?』



菖蒲はゆっくり立ち上がり
殺し屋への目印だった美里に貰ったスカーフを
そっと向け言う。



『…死ねる。』


っていう流れです(●´□`)
長かったデスね・・・笑。




このシーンは素敵な思い出があって。


芳賀ゆりあちゃんトークショーの時に
『一番好きなシーンは?』
って質問に対して
なんと


菖蒲の『死ねる・・・』
っていう台詞のシーンです(*´∀`)


って言ってくれたんですょ〜〜(*´∀`)☆.。.:*・゚☆.。
きゃあ♡嬉しいー(≧Σ≦)


菖蒲って役は台詞自体は少なくて
いつも美里をサポートする役だったので

『居る』ということを見せるのがすごく難しくて
言葉が足りない分、
菖蒲の気持ちをどれだけお客様に見せられるか、
伝えられるかが勝負だと思っていて。
私もこのシーンにかけてた分すごく嬉しかったんです〜(●´Д`●)

ちなみにスカーフは、
美里に貰ったって設定は台本にはなかったんだけど
いろいろ考えた挙句自分でそう決めてやったので
逆のキャストさんは美里に対してスカーフを向けたりはしてなかったな。


そしてこの一枚の写真。



多分お芝居を観に来てくれたお客様でも
どのシーンかわかるか微妙なシーン(笑)
カメラマンの杉山さんが素敵に記録して下さってて嬉しい一枚。


↑のあらすじの後、
お芝居全体(実はバスジャックにあってる話なんですょぉ。)
もラストに向かっていくんですけど。
本当に『生きる』か『死ぬか』を目の前にした時、
嫌われててもいいからそれでも最後まで美里を守りたい
と思った菖蒲の行動に
美里が菖蒲を受け入れてくれた瞬間の写真です(●´Д`●)


このシーンはもともと台本には存在せず、
他の登場人物も同時進行してるために
観てくださったお客様も見落す可能性大だろうなぁと
思ってはいたのですが
美里、菖蒲、川口、蕨の関係性が完結しないままというのは
変だよね?ってことで付け足して作ったシーンでした☆



沢山の登場人物がでてくるので
メインのシーン以外で自分は何をしているのか
何を考えているのかを考えるのに
すごく時間を割いたお芝居だった気がします。




なぁーんて
長い裏話でした(´□`)

興味なかった方ごめんなさい〜〜〜。




あと、最初のモノクロ写真は
カメラマンさんの杉山さんのモデルをやった時の写真(*´∀`)☆.。.:*・゚☆.。
こちらも別にいただいたので♪♪


今日の一言☆
 あらすじ伝わったかなぁー?(≧Σ≦)