愛すること。

これ。おかき。



昨日の夜中にドキュメンタリーで
コウノトリのゆりかご』
について放送していました。


最初はなにげなく観ていたんだけど
途中から涙が止まらなかった。



あたしは
決して裕福ではないけれど
一般的な幸せな家庭に生まれて
本当に
家族に愛され
家族を愛して
また生まれるなら
この両親の元に生まれたいと
思っているくらい
幸せに育ってきたと思います。



だから
この世に生まれたのに
親に愛されずに捨てられた
置いていかれた方の気持ちを
わかりたいけれど
全てわかることは出来ないと思います。



だけど
これを観ていて
すごくココロが痛くなった。
すごくもどかしい気持ちになった。



なんらかの重大な事情で
どうしても子供を愛せなかったり
育てられなかったりしたのだろうけど
それは理解できないことではないけれど



やっぱり子供にとっては
親は必要で
その愛情を求めてて
その姿がすごくココロに痛くて
切なくていとおしかった。



3歳児の子が
乳児所で担当している方のことを
本当に好きで
母のように思っていて
でも
その方にも家族があって
これが仕事で
どうしてもこの子の気持ち全てに
答えてあげることはできないし
基本的に乳児所は2歳までしかいれない為に
もうすぐお別れが来ることも分かっている。



さらには
その子もこの事情を幼いなりに理解していて
毎晩お別れの時間がくると
ダダもこねずにさよならの挨拶をする。
けれど
やっぱり姿が遠くなるのを見ていると
泣いて『いやだ』って言っている。




その横にいた子が
『わかってたことでしょ。』
って慰める。




ビックリした。
2歳とか3歳の子が
『わかってることでしょ。』
って大人のように言うんですよ。
あたしが3歳でこの言葉を言えるだろうか。。。
ううん。
いえないと思う。



乳児所にいる子は
2回は必ず辛い思いをするそうです。


1回は本当の親との別れ。
2回目は乳児所の親代わりの人たちとの別れ。



もしも里親が見つからなければ
このあとも施設に行かなければならない。



あの子は
どうなるのだろか。
あの乳児所の方とどんな風にお別れするんだろうか。
どんな傷がココロに残るのだろうか。



あたしには
想像もつかないくらいなのだろけど
これから生きてく中で
いっぱい人の愛情を受けてほしい。
親がいないことの寂しさは
なかなか埋まらないだろうけど
それでも
少しでも幸せな愛に溢れた人生を送ってほしい。




あたしも
もっと人に愛を投げられる人間になりたい。
どんな形でもいい。
すこしでもいい。
愛は地球を救う。
人のココロを救う。



いつか結婚して自分の子供を授かったら
愛情いっぱい愛してあげたい。
そして人を愛することを
自然を愛することを
身をもって教えてあげたい。